【こちらは新装版です。旧版上製本は品切れです。】
O・シュレンマー、L・モホリ=ナギ、F・モルナール 著
利光 功 訳
B5判変型・並製・カバー装・114ページ
2020年4月刊行
新装版 第4回配本(2020年4月刊行)
「バウハウス・新ダンス」へ
「我々の時代の徴候は、抽象化と機械化である。
時代が投影され、時代に制約された芸術である舞台は、これらの徴候を看過してはならない。」
内容紹介
立方体、球体、円錐の幾何学的な衣装とメカニックで抽象的なダンス―。テクノロジー時代の新たなる舞台芸術論の到来を予見し、人間と空間の関係の再構想を試みた舞台工房のマイスターであるシュレンマーの代表的論文を収録。その他モホリ=ナギの運動、音、光の諸現象の総合からなる機械的道化の総譜草案、モルナールのU-劇場案を収める。バウハウスの祝祭を彩ったバウハウス舞台の必須資料。
著者紹介
Oskar Schlemmer 1888-1943
ドイツ・シュトゥットガルト生まれの画家、彫刻家、舞台芸術家。1921年、W・グロピウスにヴァイマールのバウハウスへ教師として招かれる。壁画工房、石彫工房、木彫工房などで教え、1923年からバウハウスを去る1929年まで舞台工房のマイスターを務める。1928年春-29年には人間を多角的な観点から分析する講義と人体デッサンの演習を組み合わせた授業「人間」を行なった。舞台作品の代表作《三組のバレエ》は、1912年頃より共同制作が進められ、1922年にシュトゥットガルトで全編が初上演された。
László Moholy-Nagy 1895-1946
ハンガリー・バーチボルショード生まれの写真家、画家、デザイナー、美術教育者。1923年、W・グロピウスの招聘でヴァイマールのバウハウスのマイスターとなり、バウハウスを去る1928年までバウハウスの予備・基礎課程の充実、タイポグラフィや実験的な写真芸術などに取り組む。バウハウスの出版物の装幀・レイアウト・タイポグラフィを多く手がけ、グロピウスと共同でバウハウスの機関紙bauhausや「バウハウス叢書」の編集にあたった。
Farkas Molnár 1897-1945
ハンガリー・ペーチ生まれの建築家。1921年夏から1925年までヴァイマール・バウハウスのヨハネス・イッテンの元で学び、W・グロピウスの建築事務所で働く。1925年ハンガリーへ帰郷。グロピウスの勧めにより、近代建築国際会議(CIAM)ハンガリー支部の結成に携わった。
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