芸術家のイメージ形成
秋山 聰 著
B5判上製函入
口絵18頁
本文372頁
挿図213点
生前より一貫して名声を保ち続けた画家デューラーが、どのようにして名声を意識し希求したかを分析する。作品中に仕掛けられた技量の誇示(デモンストレーション)などを指摘し、美術の展開に果たした名声のメカニズムの役割を明らかにする。巻末には15、16世紀ヨーロッパにおける「描かれた蝿」の作例を網羅した作品カタログを掲載する。
【2001年度 地中海学会ヘレンド賞】