黒田泰三 著
B5判上製函入
口絵32頁
本文262頁
挿図151点
狩野永徳の嫡男として安土城障壁画などに従事し、永徳没後は狩野一門の中心として豊臣秀吉の肥前名護屋城の襖絵などを制作した光信は、父永徳の豪放な巨木表現に代わり、華麗な金碧画のやまと絵の伝統に近づいた優美な叙情性を発揮し、花鳥画家と謳われた。この狩野光信の花鳥画だけではなく、人物画家としての新たな認識を喚起する。それに加え狩野長信の作品を発掘し、風俗画に係わる彼の評価を構築する。
【平成20年 第6回 徳川賞受賞】
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